日産自動車は、フォーミュラEドライバー向けに脳の機能や構造の研究を基にしたトレーニングを開発するプログラムを開始したと発表した。フォーミュラEドライバーと一般的なドライバーの脳機能の違いのデータを集積し、電気信号が脳に与える影響を観測して、電気的に脳を刺激することでレースパフォーマンスを高めるためのトレーニングを開発する。同プログラムの成果は、将来的に一般ドライバーの運転技術向上や電気自動車(EV)の開発にも活用する考え。

 フォーミュラEドライバーのセバスチャン・ブエミ選手、オリバー・ローランド選手を対象に「ブレイン・トゥ・パフォーマンス」というプログラムを開始した。脳の電気信号とドライバーの行動の関係を明らかにし、独自のトレーニングを開発する。