主運動部品のコンロッドをマルチリンク化。エンジンの歴史に「反旗を翻す」ことで革新技術を実現

日産自動車が世界で初めて実用化した可変圧縮比エンジン「VCターボエンジン」は、コンロッドの代わりにマルチリンク機構でクランクシャフトを回転させる構造とした。リンクの端点をアクチュエータで動かしピストン、クランクシャフト間の距離を変更可能として、圧縮比を8~14対1の間で無段階に自在に調整。ドライバーのアクセル操作に合わせて、常に最適な圧縮比に制御…