川崎重工業グループのカワサキモータースジャパンは、ジェットスキーSTXシリーズを15年ぶりにフルモデルチェンジして「STX 160X」と「STX 160LX」を、2020年1月15日に発売すると発表した。

新型機は2004年に発売した「STX-15F」の後継モデル。3人乗りジェットスキーのSTXシリーズの特長であるハイパワーを実現するため、水冷4気筒DOHC4バルブ(1498cc)エンジンを搭載し、燃料供給はフューエルインジェクションを採用、スロットルレスポンスの向上を図った。燃料タンク容量を62リットルからクラス最大級となる78リットルへ拡大した。

膝の曲がりなど下半身にゆとりをもたせることで、ゆったりとしたライディングポジションを確保した。高い直進走破性が特長のハルを採用するとともに、艇体の全高を上げ、バンパー後部を延長するなど、スポーティなデザインに仕上げた。

スロットルレバー部にアクセルポジションセンサーを採用し、操作荷重の大幅低減を図った。エレクトロニック・クルーズコントロール機能を装備し、任意で速度(エンジン回転数)を設定することができる。

価格はSTX 160Xが145万2000円(消費税込み)、STX160LXが162万8000円(同)。