三菱商事は、MaaS(モビリティアズアサービス)事業で成功しているフィンランドのMaaSグローバル(MG)に資本参加したと発表した。

MGは、スマートフォン用アプリケーション「Whim」を通じて鉄道・バス・タクシー・レンタカー・レンタルバイクなどの移動手段を組み合わせたルート検索・予約・発券・決済するサービスを展開している。2017年にフィンランド・ヘルシンキで、乗り放題・月額定額制のサービスを提供したのを皮切りに、現在はベルギー、イギリスでもサービスを展開しており、MaaS業界で最も成功している企業とされる。今後、日本を含む世界各国にサービス地域を拡大する予定。

三菱商事はMGへの資本参画を機に、海外ネットワークや様々な産業との接点を生かして、アジアをはじめとする各国・地域でMGのMaaS事業の横展開を図る。また、不動産・小売・旅行など、移動の発着地点となる様々な関連事業者とも連携し、移動サービスを超えた事業に取り組むことを目指す。