○…古典落語に「反対車」という演目がある。鑑賞した時の面白さが半減するので詳しい説明は省くが、終電の時間までに上野駅に行きたい主人公の男が頼った「車屋」たちのせいで災難に巻き込まれる噺だ。車屋は人力車版のタクシー運転手のようなもの。噺に登場するボロボロの車体に盗んだ提灯を使う車屋は無許可営業の白タクを彷彿とさせるし、次に登場する飛ばしすぎて止まら…