タイムズピギーパーキング岡山駅西口(参考画像)

パーク24は、消費税率の引き上げに伴って10月1日から駐車料金を大幅に引き上げると発表した。また、15分単位から96時間(4日間)連続で利用可能なモビリティサービス「タイムズカー」の料金体系を新たに設定した。

同社ではこれまで、消費税率の引き上げ時、駐車場の100円単位料金を据え置くなど、企業努力で増税分の一部を吸収してきたが、今回の増税を機にサービス価格と消費税額を明確化、各種サービスの料金を「本体価格+消費税」として料金を見直すことにした。

10月1日から、時間貸駐車場「タイムズパーキング」の20分の通常料金が税込100円は税込110円、最大料金12時間1000円は1100円と、消費税率の引き上げは2%だが、それぞれ一気に10%の値上げとする。

一方、同社は2019年1月から15分単位から96時間連続利用が可能で、チャイルドシートやルーフボックスといったオプションも利用できる「タイムズカー」のトライアルを2カ所で実施してきた。現在32カ所にまで増やしており、8月2日からは一部空港と指定ステーション間でのワンウェイ(乗り捨て)サービスの提供も開始する。

トライアルでは、カーシェアリングサービスの「タイムズカーシェア」の料金体系に則してサービスを提供してきたが、10月1日から本格的にスタートすることに伴って「タイムズカー」としての料金体系を設定する。

新たに設定する料金体系では、車両クラスを「3分類」、利用時間に応じた「最大時間料金制」を採用する。従来のカーシェアと異なり、長時間の利用が可能となることから、「時間料金+距離料金」を基本とするが、6時間未満の利用では距離料金を無料とする。給油・洗車に協力した際の料金サービスは30分とする。