新型アクティバ125
タンブル流のイメージ

ホンダは6月12日、世界で初めて、エンジンのシリンダー内に発生する縦渦状の空気の流れであるタンブル流を生み出し、燃焼効率を向上する技術を開発したと発表した。新型の二輪車「アクティバ125」に搭載する。インドの新しい排ガス規制「BS6(バーラトステージ6)」に対応するモデルとして2019年7月にインド市場に投入する。

環境エンジンeSPの吸気ポートに鋳造一体で隔壁を設けて二層構造とし、ポート内の逆流現象を利用することで、新たな部品を追加することなくタンブル流を生み出す技術を開発した。タンブル流を生み出すことで燃焼効率を向上できる。

ホンダがインド向けモデルで環境エンジンeSPを搭載するのは初めて。PGM-FIやアイドリングストップシステムの採用などと合わせて、従来モデルと比べて燃費性能を10%向上するとしている。

インドの二輪車生産・販売会社のホンダモーターサイクルアンドスクーターインディアが製造・販売する。