世界貿易機関(WTO)は6日、インド政府が日本製などの鉄鋼製品(熱延コイル)に課していたセーフガード(SG)措置が協定違反だとする判断を下した。すでにSGは失効しているため、産業界に大きな影響はないが、経済産業省は「今後、他国などが新たなSG措置を発動する際にけん制となる判例」とした。熱延コイルは自動車用冷延鋼板やめっき鋼板など再加工品の素材にな…