海外では実用化された例もあった技術だが、私たちはボンネットを開けても、どこにエアバッグが搭載されているか分からないくらいコンパクトで、単純な構造にできた。苦労したのは、エアバッグ搭載部位の周辺の設計だ。車両の中にあるスペースは、それぞれ重要な意味を持っている。それらとどう折り合いをつけて、エアバッグを搭載するスペースを確保するかを社内で協力して取…