東レは30日、子会社の品質偽装が発覚したのを機に実施してきたグループ全社の品質データに関するコンプライアンス状況調査の結果を発表した。それによると法令違反や顧客製品の安全性に影響を及ぼす新たな事案が見当たらず、不正案件がなかったことを確認できたとし、品質偽装問題の収束を宣言した。同社は今後、コンプライアンス意識の再徹底などに取り組み再発防止を図る…