企業ガバナンスの失態で不正を見逃していた経営陣(川崎社長)

神戸製鋼所が品質データの改ざん問題で、窮地に追い込まれている。同社が10日に発表したデータ改ざんに関する報告書によると不正を行った原因については、複数部署にまたがる「関与者」が存在するとともに、長期間にわたって不適切な行為が継続したことなどを挙げた。不正行為の隠ぺいを見逃した脆弱な組織体制、品質管理をおろそかにしても「納期を優先する」という、もの…