小山 哲雄社長

「耳に入ってくる情報が多すぎてわけがわからなかった」。東日本大震災が起きた3月11日。仙台市宮城野区日の出町の本社で、机の下に潜り込み地震をやり過ごした小山哲雄社長は当時を思い返す。地震の揺れは収まったものの電力の供給がストップ。パソコンや固定電話など外部との通信手段は寸断された。情報収集を図ろうとカーナビのテレビをつけた瞬間、目に映ったのは沿岸…