無差別殺人、親殺し、子殺し、自殺、背任、横領、偽装、収賄、インフレ、売上減、利益減、収入減、これでもかと気の滅入る話題ばかり。これに流されては自分を見失う。そのような折一冊の本にめぐり合った。明大文学部教授斉藤孝氏著の「気の力」(文芸春秋社刊)である。読み込んでいくうちに、気力が充実しているか否かで身体がどう反応するかの項目に目がとまった。本の宣…