超小型電気自動車(EV)「mibot(ミボット)」を開発しているスタートアップ企業のKGモーターズ(楠一成社長、広島県東広島市)は、23日からスタートしたミボットの先行予約が、開始から3日間で300台を超えたと発表した。
ミボットは1人乗り、短距離移動に特化した超小型EVで、最大積載量は45㌔㌘で航続距離は100㌔㍍、最高時速は60㌔㍍となっている。車両サイズは全長2490×全幅1130×全高1465㍉㍍で車重は430㌔㌘。道路運送車両法上は原動機付自転車だが、道路交通法では普通車扱いのため、運転には普通免許を必要とする。販売価格は100万円を予定しており、2025年度に300台の生産を目指し、26年度から本格量産を開始する計画。
同社はミボットによる持続可能な移動の実現に向け、20日に損害保険ジャパンと協業に関する覚書を締結している。両社が持つデータやノウハウを共有し、MaaS領域での超小型EVの実用性向上と安全運用の実現を目指すとしている。