カワサキモータースは、オフロード四輪の「RIDGE(リッジ)」と「RIDGE XR」シリーズを世界初公開した。2月以降、米国やカナダなど北米地域を中心に発売する。オフロード四輪は多用途四輪車「MULE(ミュール)」や、レクリエーション向けの「TERYX(テリックス)」を発売しているが、リッジ/リッジXRシリーズは機能性と快適性を両立し、仕事と遊びの双方をカバーできるモデルとして展開する。

 リッジは実用性、リッジXRはレクリエーションに適したモデルとした。車内空間は足元スペースの確保などで快適性を向上。シートはリッジが3人掛けのベンチシート、リッジXRは2人分のバケットシートを採用した。

 両シリーズともにルーフとドアは標準装備。フルキャブ仕様にはパワーウインドーも備える。また、同社のオフロード四輪モデルとして排気量999cc水冷4ストローク並列4気筒エンジンを初めて搭載し、爽快なサウンドや違和感のない応答性などを実現した。

 同社はオフロード四輪のラインアップを拡充することで、四輪事業を2025年までに22年実績(約1600億円)の約2倍にあたる3千億円にまで成長させる考えだ。