フォルクスワーゲングループジャパン(VGJ、マティアス・シェーパース社長、愛知県豊橋市)は28日、車両の注文書の締結などがウェブで行えるサービス「スマートオーダー」を全国の正規販売店で開始したと発表した。対象はフォルクスワーゲン(VW)とアウディのそれぞれ約250拠点、125拠点。金融商品の契約にも対応する。両ブランドの国内販売において、オンラインで注文を受け付ける仕組みは初めて。4月から一部店舗で先行導入していた。契約手続きを柔軟に進められるサービスを取り入れ、販売拡大につなげる。

 新サービスは正規販売店で見積もりを取った顧客を対象に提供する。オンラインで24時間注文を受け付けるため、帰宅してから契約することも可能だ。顧客にとって再度来店して手続きを進める手間がなくなり、利便性向上につながる。また、販売店側の業務効率化に加え、契約書類などのペーパーレス化にも役立つとみられる。