IHSマークイットと日刊自動車新聞社は16日、オンラインセミナー「オートモーティブ・テクノロジー・エグゼクティブ・ブリーフィング2021」(後援=日本自動車部品工業会)を開催した。テーマは「グローバルなカーボンニュートラル時代におけるモビリティの進化」。自動車産業を取り巻くエネルギー動向や脱炭素に向けた各国の法規制、半導体不足で浮上したサプライチェーンの課題、CASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)などに関して講演やパネルディスカッションを行い、持続可能な社会における自動車産業の役割を展望した。セミナーには国内外から2283人が参加した。
基調講演では経済産業省製造産業局自動車課の清水淳太郎自動車戦略企画室長、トヨタ自動車の田中義和ミッドサイズビークルカンパニーMS製品企画ZSチーフエンジニア、日本自動車工業会の岡紳一郎安全・環境領域領域長らが登壇し、カーボンニュートラルに向けた日本の政策や自動車産業の取り組みなどを語った。
テーマ別セッションではマツダの小島岳二常務執行役員、マルチスズキ・インディアのCVラマン・エンジニアリング担当シニアエグゼクティブディレクターらが講演。ほかにも国内外から多くの講師やパネリストを招き、電動化とカーボンニュートラル、持続可能なモビリティなどについて中長期的な見通しを示した。