車両開発に関わるCAEのほぼ全領域に対応
3Dプリンティングのプロフェッショナル

 「CASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)」領域での技術革新により クルマの概念そのものが変わろうとしている自動車産業においては、製品ニーズの変化・多様化への即時対応を可能とする、開発スピードと柔軟な調整力が不可欠だ。一方で開発の現場は、車両全体として達成すべき性能や機能目標に向けユニットおよび部品間の相互依存関係はますます複雑化しており、部門横断的で高度な検討が急増している中、従来の熟練エンジニアに依存した擦り合わせ型と人海戦術による業務体制は限界に近く、変革が急務となっている。

 SOLIZEは、創業以来一貫して日本のDigitalものづくり技術を牽引してきた。ユーザーのエンジニアリングチェーンの設計・評価(解析、試作)・Additive Manufacturing※1の領域において、開発業務の変革を支援する。
 MBD※2、3D CAD/CAE技術で、ものづくりのデジタルフェーズを最上流から最適化し、Additive Manufacturing技術において従来の製造工法では難しい形状の製造を実現することで、上流の設計フェーズへフィードバックを行い全体の最適化を支援する。また、日々の開発業務の中で個人に蓄積される現場のコアな経験値・暗黙知を、独自の形式知化技術でデータ化し再活用ができる状態に導き、AI技術を用いて組織の知恵として最大活用できる仕組みの構築に強みを持つ。
 個々のサービスとしてはもちろん、デジタル技術とAdditive Manufacturingに対する深い造詣を駆使し、組織の知恵を活かすことで、自動車産業のユーザーの開発現場における真の課題を解決、競争領域へ一層注力ができる開発体制を構築し、開発プロセスそのものを変革するのがSOLIZEの特長といえよう。

 このようなサービスを通じ、SOLIZEが自動車開発の創造生産性の向上を実現することで、CASEをはじめとする競争領域に自社の開発リソースをシフトできる。
「100年に一度の大変革期に挑戦するユーザーと共に未来を切り開く真のパートナー」を標榜する同社は、幅広い技術とサービスでCASE対応に向けた創造生産性向上を支援していく考えだ。

※1 Additive Manufacturing:素材を足しながら製造していく造形方法
※2 Model Based Development:モデルベース開発