ディー・エヌ・エー(DeNA)は11月26日、神奈川県内5カ所の公共施設に、タクシー配車アプリ「MOV(モブ)」でタクシーを呼ぶことができる専用配車端末「モブ・コール」を11月27日から実験的に設置すると発表した。

「モブ・コール」は、タクシー配車アプリ「モブ」の仕組みを利用し、会員登録なしでタクシーの配車依頼が可能となる。タッチパネルの直感的な操作で初めての人にも簡単に扱えるとしている。

通常のタクシーやユニバーサルデザインタクシーも選択できるほか、周囲のタクシーの現在地に応じた待ち時間の目安もリアルタイムで表示され、配車依頼後、予約レシートに記載の二次元バーコードを読み取らせることで配車状況を確認できるとしている。

設置するのは横浜市立市民病院、済生会横浜市東部病院、横浜市立脳卒中・神経脊椎センター、川崎市立川崎病院、川崎市立井田病院で、各施設に原則2台づつ設置する。

実証実験では、需要や利用状況などを検証し、本格導入を検討する。