九州大学は、新日鉄住金と共同で自動車用高張力鋼板(ハイテン材)などに使われるDP鋼の破壊メカニズムを解明したと発表した。DP鋼の材料破壊が生じる過程において、組織の段階的な変化を明らかにしたもの。新日鉄住金では今回の研究成果を生かし、高強度で加工性の高い高品質鋼の開発につなげていく。大型シンクロトロン放射光施設の4D観測技術を活用し、DP鋼の破壊…