(写真1-1)上級車「Sクラス」のBEV「EQS」にもSUV仕様を設定。収益向上の手段だ。日本でも販売店から優良顧客にメール攻勢を掛けているが、充電インフラの整備遅れと充電に時間がかかることがネック。さらに補助金申請や中途解約での返金の手続きが煩雑なため、BEVは販売店から敬遠されているとも聞く。

Ⅲ.各社のコメント(1)メルセデス・ベンツバッテリー電気自動車(BEV)が主要地域で思いのほか動きが悪く、現行のモデルをSUV化したり(写真1―1参照)、新車導入(写真1―2参照)を急いだりと慌ただしい動き。(2)BMW総販売台数51万7957台のうちEVは18・8%。SUVは47・4%で24万5307台でほぼ半数を占めた。これらを除く従来のIC…