部品不足による生産調整の経験でサプライチェーンの重要性が改めて認識され、自動車メーカーと部品メーカーの関係性は変化しつつある

原材料価格やエネルギーコストが大きく変動する中、サプライヤーの一部は経営安定化に向けて新しい価格改定の仕組みを求めている。日本の自動車メーカーは、海外市場では原材料価格の上昇分を車両販売価格に転嫁しているが、国内市場では多くのモデルで価格を据え置いている。価格引き上げに対する日本の消費者のアレルギーが強いためで、さまざまな製品が値上げされる中でも…