愛知製鋼のビジネスモデルが変わろうとしている。藤岡高広社長は「グラム何円の世界だけで生きていたら競争激化で厳しくなる」との危機感から、素材技術を生かした付加価値の高い製品での生き残りを模索する。足元を固めるため、既存製品の商品力を高める一方で、将来に向けた種まきも始めた。―足元の事業状況は「国内の2017年の粗鋼生産量は1億507万トンと1億トン…