〈熊本地震〉ルネサス、業績影響は軽微 川尻工場は8月中にフル生産

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  • 2026年7月31日 18:30

ルネサスエレクトロニクスの柴田英利社長兼CEO(最高経営責任者)は7月31日、2026年1~6月期決算のオンライン会見で、2026年熊本地震で熊本県内にある工場の操業が停止したものの、「業績への影響は軽微」との見方を示した。

半導体製造の後工程を担う錦工場(熊本県錦町)は、クリーンルーム環境の安全を確認して7月29日夜から順次、生産を再開した。

前工程の拠点である川尻工場(熊本市南区)はクリーンルーム内の初期安全の確認を完了し、現在は設備や仕掛品への影響を評価している。工場は8月5日から順次、生産を再開する予定で、そこから3週間程度でフル生産に引き上げる計画。川尻工場は同社グループの売り上げの13%を占めている。

川尻工場は、10年前の熊本地震でも8日間にわたって操業を停止した。今回は「(工場の)揺れが前回よりも小さかったことや、10年前の経験を踏まえ、免震対策を実施したり、在庫を増やしたりしてきた」(柴田社長)ことなどから、出荷は短期間で正常化できる見込みで、業績への影響も限定的と見ている。

ただ、熊本地震で被災した自動車部品メーカーの工場の一部が操業を停止していることから、完成車の生産にも影響が及んでいることには「(先行きを)慎重に見極めていく必要がある」(同)としている。

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