日本製鉄、USスチール子会社に3000億円の投資決定 電炉の安定生産体制を整備

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  • 2026年5月1日 05:00

日本製鉄は4月30日、完全子会社である米国USスチールの子会社ビッグリバースチールの電炉ミニミルに、原料となる直接還元鉄を製造する設備を新設すると発表した。電炉で使用する原料を安定調達し電炉材のニーズに対応する。

日鉄がUSスチールの経営再建に向けて110億ドル(約1兆7600億円)投資する計画の一環で、今回は約19億ドル(約3040億円)を投資する。

USスチールが保有するキータック鉱山(ミネソタ州)で生産される直接還元用ペレットを活用するため、プラントを新設して、ビッグリバーが主原料に使用する直接還元鉄を製造する。これによって電炉主原料のコスト競争力の強化と安定調達を図る。

電炉で製造した鋼板は高炉と比べて製鉄工程での二酸化炭素(CO2)排出量を低減できるため、国内外で需要が拡大している。ビッグリバーで電炉材を安定生産できる体制を整えて、USスチールグループの事業拡大につなげる。

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