日本製鉄は2月5日、2026年3月期の連結純損益予想(国際会計基準)を700億円の赤字(従来予想は600億円の赤字)に下方修正した。昨年12月の北海道室蘭市の製鉄所での爆発・火災事故に伴う出荷減などが利益を400億円下押しする。
昨年6月に買収した米鉄鋼大手USスチールは損益悪化で、日鉄への収益貢献額はゼロのまま据え置いた。岩井尚彦上席常務執行役員は記者会見で、米国の市況は回復傾向だが、歴史的な寒波で部品供給網に影響が生じていると指摘。「不確実性が高く(USスチールの)収益貢献は見込まなかった」と説明した。
25年4~12月期連結決算は純損益が450億円の赤字(前年同期は3620億円の黒字)。USスチール買収に伴う欧州大手との米合弁事業の解消で、巨額の事業再編損失を計上したことが主因。中国の過剰生産による海外市況の低迷も響いた。



















