住友理工は、開発中のゴルフスイング可視化システム「INGRAVITY(イングラビティ)」の実証を開始したと発表した。藤倉コンポジットの子会社アールアンドアールフジクラが運営するフジクラゴルフクラブ相談室大阪店(大阪府箕面市)で、テスト運用を経て試験導入が決まった。ゴルフレッスンで活用し、フォームの改善や指導に役立てる。
イングラビティは、足圧分布を測定するセンサーと、骨格検出を行うAIカメラを組み合わせ、スイング時の重心移動・重心のブレ・骨格動作をリアルタイムで可視化する。録画機能にも対応しており、アプリの画面上でスイング後の動作を確認できる。
足圧分布センサーは厚さ約6ミリメートルと薄い素材で、ゴルフマットの下に配置する方式を採用した。既存設備に組み込みやすく、スイング時の違和感も少ないという。また、モーションキャプチャー装置を必要とせず、機器操作も少ないため、導入・運用の負担軽減にもつながる。
イングラビティには、圧力を検知して重心変化を可視化できる独自技術「スマートラバー(SR)センサ」が生かされている。すでに医療・介護領域で製品開発を進めており、床ずれ防止をサポートするマットレス「体圧ブンさん」や噛む力を計測する口腔機能モニター「Oramo(オラモ)」などを展開する。
ゴルフで飛距離のアップやスイングを安定させる上で、重心のコントロールは重要とされている。SRセンサの技術をゴルフに応用し、スポーツ分野での活用拡大を模索していく。


















