歴史と技術が発表される
開発中のエアロキットをまとったRZ450コンセプトモデル
GR86はどんな姿で展示されるのか期待される

 今年10月に創業50周年を迎えるエッチ・ケー・エス(HKS)。性能・品質に徹底的にこだわったモノづくりと、確かな技術・開発力で世界中にファンを持つHKSの軌跡と未来が体感できる展示を行う。メインブースには魅力的な車両4台が登場する。

 ワイドボディキットをまとった新型フェアレディZの「RZ450コンセプト」は、開発中のスーパーターボマフラーやプロトタイプのエアロキットのほか、走り心地を磨き上げたハイパーマックスSが装着される。また、これからチューニングを始めるエントリー層向けの製品なども紹介する。

 GR86は「タイプR」と「タイプS」の仕様の異なる2台が展示される。タイプRは、ワイドボディのスーパーチャージャー仕様で足回りを固めたサーキットでもストリートでも走りを楽しめるチューニングが施されているほか、クーリングパーツ類も開発中の製品が装着される。タイプSは、通常のエアロキットながらも、開発中のインテークシステムやキャタライザー、サスペンションにはハイパーマックスSが装着される。街中からワインディングまで、気持ちいいドライビングができる仕様にチューニングされている。

 また、同社がアバルト595向けに展開する「VIITS(ビーツ)」シリーズでは、プロトタイプのオイルクーラーキットやシングルテールエキゾーストや開発中のサスペンションが装着された、「アバルト595 トラックデイ」が展示される。

 そのほか、GT-R(R35)用のスーパーターボマフラーやスカイラインGT-R用のコンプリートエンジンRB26などの開発中の製品など。HKSらしさが詰まった、製品も多く紹介される予定だ。

 さらに、創業50周年を記念した特設ブース「50thミュージアム」が開設される。エンジンビルダーとしてのHKSや、レーシングチームとしてのHKS、そしてこの先のカスタマイズを提案するHKSといった、同社の魅力が詰まった展示となる予定で、過去の実車やエンジンのディスプレイなど、「モノづくりのHKS」の姿を見ることができる。