ジータⅣ
ガイアスⅢ土屋圭市スペシャルエディション
エディルブ054V

 プロドライバーから一般ユーザーまで圧倒的な支持を得ているドライビングシートメーカーのブリッド(高瀬嶺生社長、愛知県東海市)。モータースポーツが盛り上がりを見せ、一般の走行会などの人気も高まる中、フルバケットシートやセミバケットシートに交換するユーザーが増えてきている。

 その中でも「ジータⅣ」はオールマイティーなフルバケットシートとして高い支持を誇っている。1990年の発売以来、多くのシーンで使用されてきたジータシリーズは、2019年にジータⅣにモデルチェンジし、安全性能のほか、ローマックスに対応し多くの車種で取り付けが可能となった。特にアラミドによる補強は、シェルの一部からアウトライン全体に拡大し、ひねり剛性と破断強度が格段に向上した。クッション部分にはモールドウレタン素材を採用したことで、快適性と耐久性が高まっており、サーキットを走りたい、走行会ユーザーの購入比率も高い。

 また、21年にモデルチェンジした「ガイアスⅢ」と「ストラディアⅢ」のセミバケットシートの両モデルの人気も高い。使い勝手を重視して開発されたリクライニング機構は、ともに従来よりコンパクトになり、角度調整もレバーのワンタッチで可能となった。また、シートフレームの耐荷重強度は200%、ねじれ強度は40%アップなどと安全性も向上している。ホールド性能やコンフォート性など、ユーザーの好みでそれぞれ選択できるレーシングシートは、サーキットからストリートまで幅広く活躍できる。

 9月15日にはガイアスⅢに、土屋圭市スペシャルエディションがラインナップに追加されたほか、ラグジュアリースポーツシートのエディルブシリーズには、「エディルブ054V」と「エディルブ132V」の2モデルが追加された。高瀬社長は製品に関して「長く、そして安心して使用してほしい」と、購入後の保証もしっかりと行っていく考えだ。