レッカー装置開発販売を手がけるALFA(福島好孝社長、埼玉県本庄市)は今回、ジャパントラックショー初出展となる。同社ブースでは不動車を自走させてレッカー車に積載させることができる「パーフェクトレッカー」を展示実演する。

 不動となった車両下部に小さな車輪が付いた同製品をセットすることで自走を可能とさせるもの。リモコンで自在に操縦できる。

 輸入車や高級車は故障した場合、四輪すべてがロックしてしまうことが珍しくない。例えば、後輪や前輪が車止めにピッタリと付いた状態で不動になってしまったケースや、レッカー車が入っていけない狭い駐車場で不動になったケースに対応する。

 足回りが破損した状態でもセット可能だ。車両に触れずにセットできることからボデーやホイールを傷つけてしまう心配はない。後々、クレームに発展することを防ぐ。

 専用収納ケースも付属しており、レッカー車に積載できる。作業のしやすさ、同製品の高い操作性により、レッカー作業経験年数が少なくても扱える。パーフェクトレッカーを導入することで、業務の効率化はもとより、自社が提供するレッカーサービスの差別化に結びつけることができそうだ。

 同製品は大型バイクにも対応できる。この場合、4方向からシートを固定するかたちとなるが、シートを優しく固定するためのウレタン製アタッチメント商品「おしりKUN」も近く販売する計画だ。