ながおテクノは、大型車や商用車などのディーゼルエンジン(DE)車で採用が進む尿素系や触媒系のリビルト(再生)部品を中心に展示し、新品同様の品質の高さと低コストの達成を強く訴求する。

 触媒のリビルトの製造では、純正部品を徹底的に研究しており、触媒に含まれる貴金属(パラジウム)を分析・測定するなど厳しい検査を行うことで、高い浄化力や耐久力の達成につなげている。また、一昨年に製造を開始した尿素ポンプモジュールや尿素インジェクターなどの尿素SCR(選択的触媒還元)システムなど、DE車の排ガス浄化技術の主流となっている製品も展示する。同製品はトラックメーカーからも高評価を受け、製品の採用も決まっている。

 さらに、ハイブリッド車用や電気自動車用の電池のリビルト部品は新品の約80%のセルを再利用している。同社工場では車載電池用の試験装置を設置しており、セルごとの出力電圧などの能力を測定するほか、充放電、休憩という1サイクルを5サイクル続けることで、セルの能力を見極める。セルを使用できない場合は新品セルを補充してリビルトしている。

 なお、全製品には品質保証書を付けるなど製造者責任も明確化し、利用者から信頼を獲得している。