日産、みずほFG出身で社外取締役の永井素夫氏の再任を否決 株主総会で「過半数の賛成確認できず」 ルノーが棄権

  • 自動車メーカー
  • 2026年6月23日 14:30

日産自動車は6月23日、定時株主総会を開き、社外取締役の永井素夫氏の再任を否決した。「過半数の賛成を確認できなかった」(株主総会議長のイヴァン・エスピノーサ取締役社長)ためで、残る取締役候補者11人は承認された。永井氏はみずほフィナンシャルグループの出身で、2019年から日産の社外取を務めている。株主からは、経営悪化を招いた前経営陣の任命責任や、在任期間の長期化を疑問視する声が上がっていた。

永井氏の再任を巡っては、日産の議決権の15%を持つルノー・グループが、日産の主要取引銀行であるみずほ銀行出身であることを理由に棄権すると報じられていた。金融機関などルノー以外の大株主も否決を推奨したとみられる。日産の株主総会招集通知によると、永井氏は同社監査委員会委員長のほか、指名委員会、報酬委員会の委員にも名を連ねている。

日産の取締役会は12人で構成され、10人を社外取締役が占める。このうち、取締役会議長の木村康氏、報酬委員会委員長の井原慶子氏、監査委員会委員の朝田照男氏は3月時点で、今回の定時株主総会をもって退任する意向を示していた。

日産は27年から、取締役の在任期間の上限を8年から原則6年に短縮する。また今年度から、「監督機能を強化し、取締役会の有効性をさらに向上させるため、取締役が互いの貢献度を評価する仕組みを導入した」(アンドリュー・ハウス指名委員会委員長)としている。

関連記事