イクヨは6月17日、河西工業の株式を買い増すと発表した。発行済み株式総数の約29%を取得し、持分法適用会社化を目指す。
同日開いた取締役会で決定した。2027年3月末までに河西工業株830万株を追加取得し、保有比率を現在の11.6%から約29%に引き上げる。市場内外から取得するものの、現時点で具体的な取得方法、相手は決定していないとしている。
同社は4月22日、河西工業株の保有比率15%を目指す方針を発表していた。今回の目標引き上げの理由について「(持分法適用会社化で)次世代自動車トレンド(CASE・SDV)への対応、研究開発や金型投資の効率化、購買量強化をはじめとする構造改革をより迅速に加速できると判断した」と説明している。
河西工業は、「イクヨからアライアンスおよび事業連携について提案を受けていることは事実だが、当社として賛同したり、両社間で合意したりしている事実はない」とコメント。またイクヨの保有比率が29%に達すれば「当社の経営戦略および株式の流動性に影響を及ぼす恐れがある」として、「慎重に対応する必要がある」との認識を示した。
河西工業に対しては、主要取引先の日産自動車が24年に第三者割当増資を引き受ける形で60億円を出資し、筆頭株主となっている。イクヨの買い増しが進めば、筆頭株主の交代は必至となる。
















