タイガー魔法瓶(菊池嘉聡社長、大阪府門真市)は、全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦するNODAレーシングコンサルタンツ(野田雅恵社長、岡山県美作市)と、レーシングドライバー用の給水システム「Cool-Flow HYDRATION(クールフローハイドレーション)」を共同開発したと発表した。タイガーの技術を使い、レース中の過酷な状況で冷水をドライバーに迅速に給水できるようにした。
レース中に最高で70度に達するコックピット内でドライバーの脱水症状を防ぐことを目的に開発した。プロレーシングドライバーのJujuこと野田樹潤選手がレースで使用する。
魔法瓶の技術によって冷水を維持する軽量でコンパクトな真空断熱ボトルを開発した。口元までチューブで確実に給水し、4Gを超える重力加速度でも漏水しない安定した送水技術を採用した。チューブ内に残った冷水は容器に戻す仕組みとすることで、常時、口元には冷水が届く仕組みとした。
これまでのレーシングドライバー用給水システムは、ウインドーウォッシャーに使われる電動ポンプのような仕組みで、レースチームによる内製が多いためきめ細かな制御が難しかったという。タイガーが開発に加わったことで、給水機能の安定化と小型化が可能になった。今後は二輪車レースなど他のスポーツや介護用など幅広い分野での実用化を目指していきたいとしている。














