CM総合研究所(関根心太郎代表、東京都千代田区)は17日、2023年度「CM好感度ランキング」を発表した。その中の好感度が急上昇した企業のランキング「躍進企業」で、三菱自動車が首位を獲得した。軽乗用車「デリカミニ」のCMが人気を集め、総合ランキングが前年度から206ランク上がり27位へと躍進、初めてトップ30入りしたことが評価された。

 三菱自は自動車業類の首位も初めて獲得した。デリカミニのCMでは俳優の水川あさみを起用、昭和50年代のヒット曲「年下の男の子」の替え歌をBGMに室内の使い勝手など車両の魅力を訴求して幅広い層の支持を集めた。

 また、総合ランキングは1位が日本マクドナルド「三角チョコパイ」、2位が日清食品「カップヌードル」、3位がサントリー「ザ・プレミアム・モルツ」。躍進企業は2位がライザップ、3位がにしたんクリニックだった。

 関東1都6県で23年3月20日~24年3月19日の期間に放映された2601社・6532銘柄・1万3742作品について、一般モニター男女3千人の感想をヒアリングしランキングにまとめた。