今回初出展の空研は、大型車整備事業者らの作業性向上などに役立つ製品として大型・中型ナットの締付を行うナットランナーの提案を図るほか、実際の締付を体験できる企画も準備するなど同社の製品の認知度向上につなげる。

 製品としては、今月に発売する新製品のK―TMSトルク管理システム「パワートルクセッター(PTS)―800ESL―K」を出展する。

 同製品は、大型車のホイールナットランナー「PTS―800ESL」をベースにしており、トラックやバスなどのホイール締付作業時の締付トルクデータを無線で送信し、パソコンで管理することが出来る。1本締め付けるごとにPTSから締付データを送信し、顧客や車両情報、データをエクセルファイルで記録するほか、パソコン画面で締付状況をリアルタイムで確認して過去の車両データの呼び出しも可能だ。締付作業が完了すると「締付トルクシート」を印刷する仕組みだ。WiFiやBluetoothの影響を少なくする長距離無線(920MHz帯)を搭載しており、無線が届かない状況下でも締付データの一時記録ができるメモリ機能を持つなど機能性に優れる。標準小売価格はオープン。

 このほか、コードレスで締付作業に最適な「充電式ナットランナー」をはじめダブルアクションで作業性が向上する「ホイール用錆落としサンダー」や塩化リチウムなどの付着物を落とす「ハブ用スクレッパー」などを展示する。また、エアーインパクトレンチや充電インパクトレンチも出展し、製品群の訴求を図る。