エアーニッパーや産業用ビットソケットなどを開発・製造するベッセル(田口雄一社長、大阪府大阪市)は、新製品を中心に整備・板金に最適なツールを数多く展示する。展示製品を実際に触っての体験やデモ機による実演を通して、来場者に業務改善を提案する。
同ブースの目玉は、7月2日に新発売する充電式インパクトレンチ「SP LINE SP―8141J」だ。12.7ミ リメートル角のソケットに対応する同製品は、バッテリーを含む総重量2.2キ ログラムと軽量で、引き具合で回転数を微調整できるトリガーや高輝度のLEDランプ、バッテリーの残量表示などの機能を備える。
同製品は、作業シーンに合わせた3つのモードを使い分けることができる。モード1は、ナットの着座を検知して回転が止まる「手回しモード」で、仮締めまでの時間を大幅に短縮する。
モード2は、一定時間回転すると自動で停止する「自動シャフトオフ機能」を備え、ねじ山の破損やボルトの伸びを抑える。モード3は、最大トルク300N・m、最大回転速度2800回/分のパワーで、固着したナットを緩める「最大パワーモード」だ。ベッセルは、多機能な充電式インパクトレンチで整備業界でのシェア拡大を狙う。