米国イリノイ州にあるミドトロニクス社からバッテリーテスターでオートモーティブ部門の総代理店に指定されている東洋エンタープライズ(大野直樹社長、東京都大田区)。会場では世界シェア9割を誇るミドトロニクス社製のバッテリーテスターやバッテリーアナライザー、電気自動車(EV)用バッテリーの診断・充放電、急速充電などができる最新機器を紹介する。

 バッテリー及び充電システム・アナライザー「CPX―971AP」は、従来のコンダクタンス技術に、リザーブキャパシティーテスト機能を搭載するモデル。容量不足のバッテリーでも、高精度な診断が可能で国内外で多くの自動車メーカーやバッテリーメーカーがスタンダード機種に認定している。

 ミドトロニクス社が新開発した『パワー・オン・ミドトロニクスAI』技術を搭載するバッテリーシステムアナライザー「MVTシリーズ」は、電圧の挙動を自動解析し、システムノイズや定格値が不明でも高精度な判定を可能にする。また、カラータッチスクリーンを備え、コントローラー部とテスター部が分離可能なバッテリー診断サービスシステム「DSS―5000」や、EV・HV専用で最大336Vの高電圧レスキューチャージャー「XRC―3363」、その他、EVメンテナンス機器などを取り揃え、見どころが満載だ。さらに、スイスメイドとして信頼が高いレマニアエナジー社のスーパーキャパシタを搭載する「スタートブースター」シリーズも展示、紹介する。

 同社はミドトロニクス社から国内唯一のサービス拠点として認定されるなど、アフターフォローも充実している。