販売改革や「ラージ商品群」の投入が実り、収益の柱に育ったマツダの米国事業。一方で、なお厳しい状況に置かれているのが中国とタイの両事業だ。生産担当の向井武司専務執行役員は「工場閉鎖の考えはない」とした上で「操業率が最も高い状態をつくるために生産体制を再構築する時期に来ている」と明かす。マツダの2023年度の世界販売は6年ぶりのプラスとなる124万6…