2次減速比の変更やサスペンション長の短縮などで扱いやすくした教習仕様車
新規二輪免許取得者は増加傾向にある

 普通自動二輪車免許(排気量400cc以下)講習の新たなスタンダードモデルが決まった。ホンダは4月11日に教習仕様車「NX400L」を発売する。これまで教習車の多くに採用されていた「CB400スーパーフォア」が22年10月に生産終了したことで、後継車が何になるのか注目されていた。ホンダは新型車を年間2500台販売する計画。

 新型車は、水冷直列2気筒の排気量400ccエンジンを搭載したクロスオーバーモデル「NX400」をベースに開発された。ベース車に対して2次減速比の変更やサスペンション長の短縮などで扱いやすさを高めた。教習用の転倒時保護バンパーや指導員に対する表示ランプも搭載する。価格は106万7千円(消費税込み)。

 ホンダにはNX400のほか、ベース車の選択肢として排気量350ccの「GB350」もあるが「単気筒でやや扱いにくい上、空冷のため、夏場は性能的にかなり厳しい」という懸念もあった。ホンダは「扱いやすさからNX400をベース車に決めた」(広報部)という。

 一般ユーザーにとっては、初めて対面する二輪車になる教習車両。年代ごとに流行りの教習車も異なり、ライダーにとっては良い思い出だ。若年の新規二輪免許取得者がじわりと増える中、ライダー人口をさらに増やす意味でも、扱いやすさを重視した新型教習車が担う役割は大きいと言えそうだ。