新社長に就任する森田考則氏

ヤナセ(東京都港区)は3月7日、4月1日付で森田考則専務(60)が社長に就任する人事を発表した。吉※田多孝社長(65)は代表権を持つ会長に就く。

2018年6月に社長に就任した吉※田氏は、生産性向上に重点を置いた事業改革を推進。経営課題の対応に一定のめどがついたことから、新体制への移行を決めた。伊藤忠商事出身の森田専務は自動車・環境ビジネスに長年従事。新社長として自動車市場の構造変化への対応を急ぐ意向だ。

森田考則氏(もりた・たかのり) 1986年3月慶応義塾大学経済学部卒。同4月伊藤忠商事入社。2018年4月執行役員、自動車部門長代行。19年4月自動車・建機・産機部門長、21年4月欧州・CIS総支配人(ロンドン駐在)兼伊藤忠欧州会社社長。23年6月ヤナセ取締役専務執行役員、経営企画部担当。1963年10月生まれ、60歳。大阪府出身。

※=「吉」の「士」が「土」