欧州自動車工業会(ACEA)による1月の欧州主要18カ国の乗用車新車販売は101万5381台(前年同月比11・5%増)となり、2カ月ぶりに増加した。最大市場のドイツが12月に電気自動車(EV)の補助金を当初予定より1年早く打ち切ったが、自動車メーカーが値引きなどで対応し、18カ国のEV販売は12万926台(同29・3%増)と堅調だった。ハイブリッド車(HV)の販売も好調だった。

 パワートレイン別では、プラグインハイブリッド車(PHV)が8万370台(同24・4%増)、HVが29万7359台(同21・4%増)、ガソリン車が36万3201台(同2・8%増)、ディーゼル車が12万625台(同5・4%減)だった。構成比はHVが29・3%(同2・4㌽増)とガソリン車の次に高く、EVが11・9%(同1・6㌽増)と続いた。ディーゼル車は11・9%(同2・1㌽減)だった。

 メーカー別ではフォルクスワーゲングループが25万8402台(同8・1%増)で首位。日本メーカーではトヨタ自動車、日産自動車、スズキ、ホンダ、三菱自動車が前年を上回り、マツダは減少した。