2024年春闘で、相場のけん引役と期待される自動車や電機大手など製造業の労働組合の要求が15日までに出そろった。物価変動の影響を差し引いた実質賃金でマイナスが続く状況や人手不足の深刻化への労使の危機感は強く、満額回答が相次いだ23年以上の高額要求が並ぶ。物価高に負けない大幅な賃上げが実現するかが焦点となる。電機大手は、業界全体の賃金引き上げを目指…