「クスコ」ブランドで、足回りや補強パーツ、LSDなど、サーキットからシティーユースまで幅広い製品を展開するキャロッセ(長瀬努社長、群馬県高崎市)。東京オートサロンへの出展の歴史も長く、ブランド名は多くのファンに浸透している。今回は“技”をテーマに、国内外に向けて“巧が作る本物”を製品に盛り込み新製品をアピールする。 

 展示車両は3台で、日産「R35 GT-R」とトヨタ「GR86」のアイサイト付きMT車、「GRカローラ」のドリフト仕様を予定している。GT-Rには参考出品となるが新しいスプリングや補強用パーツが組み込まれる。86とGRカローラには、今年発売を予定するストリート向けパーツが装着される予定だ。

 また、注目の新製品として実車の展示はないが、ダイハツ「ハイゼット」用のリフトアップ車高調が披露される。積荷の加重などを考慮し、フロントとリヤで仕様を変えており、フロントは、全長調整式で調整幅は32段、リヤは全長固定式のショックアブソーバーを採用、純正車高から+40mmの固定としながらも、減衰力調整は40段と、フロントより幅を持たせより微調整が可能な仕様。また、荷物が重くともトルクを上げ軽快な走りをサポートするスーパーチャージャーも現在開発中で、今後の発売が待たれる。

 またジムニーやアルトなど軽向けのクラッチの新製品なども展示する。長瀬社長は「どの車もチューニングが難しくなっているが、純正の上を行くクスコ製品を見てほしい」と、展示する新製品でブランドをアピールする。そのほか、SNSでいいねするとステッカーがもらえるキャンペーンが行われる。