新明和工業は、脱着ボデートラック「アームロール」に、従来モデルと比べて最大積載量を200㌔㌘増加した新モデルを車両総重量22㌧車級に設定し発売した。各部の構造を見直して軽量化を実現し、積載量の拡大につなげた。輸送の効率化につながることを訴求し、受注獲得を目指す。

 脱着ボディートラックは、一般貨物のほか廃棄物の収集・運搬を効率化するため、コンテナの脱着機能と積載物の排出機能を備える車両だ。新モデルは、独自のガイド機能「ビジュアルキャッチング・サポート」を大型車格では初めて標準装備して脱着作業の効率化を図り、初心者ドライバーにも扱いやすくした。車両後方とフック部のカメラ映像を表示する専用のナビ画面を見ながら作業することで操作性を高めた。作業時間は離脱が約80秒、装着が約65秒。主な諸元はホイールベースが約5・9㍍、コンテナ離脱時の全長が約16㍍。

 同社が2020年秋からサービスを開始した「新明和スマートコネクト」に対応しており、稼働状況をスマートフォンで確認できる。