新明和工業は、従来車と比べて最大積載量を90㌔㌘増加した車両総重量(GVW20トン)車級のトラックミキサ車を発売した。ドラムを支持するフレーム構造をはじめ各部を見直し、最適化したことで軽量化を図り、積載量の拡大につなげた。こうした輸送効率の向上が「2024年問題」への対応や二酸化炭素(CO2)排出量の削減に効果を示すことを訴求し、拡販につなげる。

 ドラム後端のブレード形状の最適化によって生コンクリートの脈動を約13%改善したことで、排出性能を向上した。同時に、排出小ブレードの内側の洗浄作業を簡単にできるよう高圧水ポンプとシャワーを標準装装備した。

 ドラムシェル、ブレードには従来モデル同様、耐摩耗高張力鋼を採用し、耐久性と品質を高めた。