ジオランダーシリーズの拡充を図る横浜ゴム

 世界中でSUVやピックアップトラックの人気がますます高まるなか、横浜ゴムは「ジオランダー」ブランドの強化を進めている。その中でも「ジオランダーX-AT」は、オンロードの快適性をもとめながらも、オフロードチューニングやドレスアップを楽しむユーザー向けに開発された。X-ATは、オールテレーンタイヤ「A/T G015」とマットテレーンタイヤ「M/T G003」の中間に位置するカテゴリーとして、アグレッシブなデザインを町でもアウトドアでも楽しみたいユーザーに向けた商品だ。

 デザイン面は、特徴的なグロックを組み合わせたアグレッシブブロックパターンを採用。ショルダー部は2つの異なる形状のブロックが、センター部は4つの異なる形状が配置され、よりアグレッシブで、オフロード感溢れる外観デザインとなっている。また、サイプと細溝の組み合わせで、ウエット路面や滑りやすいオフロードでのトラクション性を向上させている。ショルダー溝だけでなく、縦溝にもストーンイジェクターが配置されており、泥や石噛みによる溝底ダメージを緩和する。さらに、ショルダー部の周上4カ所にジオランダーのロゴが刻印されるなど、遊び心も施されている。

 サイドデザインは、トレッドデザインが伸長した形で、凹凸量の大きいブロックがサイドウォール上部まで展開され、存在感を強調する。また、両側サイド部は異なるサイドデザインが採用されており、好きなデザインを表にすることができるため、ユーザーのイメージに合わせたカスタムが可能だ。

 コンパウンドには、高強度のコンパウンドであるトリプルポリマーを採用。耐摩耗性と耐カットチッピング性能を確保した。また、接地性の高いワイドトレッドデザインや高剛性3プライ構造などにより、操縦安定債や耐サイドカット性能を高めている。

 またオンロードとオフロードに加え、スノー性能も求めるユーザーには、スノーフレークマークが付きかつ、静粛性能の高い「ジオランダーA/T G015」が用意されている。