ジムニーのサスペンキットも好調だ
ハイゼット用のフロントサスペンション
ハイゼット用のリアサスペンション

 レーシングパーツブランド「CUSCO」として、世界中にファンを持つキャロッセ(長瀬努社長、群馬県高崎市)。スポーツカーのみならず、根強い支持を得ているジムニー(JB23・64・74)用のローダウン・リフトアップサスペンションキットのほか、来春の正式発売に向けてダイハツ「ハイゼット」用のリフトアップサスペンションキットを開発するなど、新たな層へのアプローチを進めている。

 近年、軽トラックなどの働くクルマのアウトドカスタムが人気となっている。同社では、リフトアップ時の乗り心地や操縦安定性まで考えた専用設計のリフトアップサスペンションキットを開発、年明けの東京オートサロンへの出品に向けて最終調整している。

 サスペンションは、積荷の加重なども考慮し、フロントとリヤで仕様を変えている。フロントは、全長調整式で、車高の調整範囲は純正から+15~40mmで、減衰力の調整幅は32段としている。一方リヤは全長固定式のショックアブソーバーを採用、純正車高から+40mmの固定としながらも、減衰力調整は40段と、フロントより幅を持たせより微調整が可能な仕様だ。

 また、ジムニー向けパーツでは、足回りのほかボディ剛性パーツなどの製品もそろっており、ユーザーの仕様用途に応じてさまざまなスタイズにカスタムできる。

 発売以来人気の続く「ローダウン&リフトアップサスペンションキット」は、1インチダウンと、1.2インチアップの3種類が用意されている。大容量の複筒式ショックアブソーバーは、滑らかな乗り心地と高い走行性能を両立している。また前後それぞれで減衰力が14段調整でき、ネジスペーサーでの車高調整も可能で、ミリ単位での調整が可能だ。

 長年培ってきたクルマの乗り心地にこだわる同社の製品は、厳しい基準をクリアしたアイテムであり、安心してユーザーに提案できるアイテムだ。