総合試験機メーカーである鷺宮製作所は、ドライビングシミュレータ「DiM」を中核に、MBD(モデルベース開発)に貢献する各種試験機を展開している。

 車両モデルによるシミュレーションが中心の設計フェーズにおいて、開発車両の運転を体感できる「DiM」はMBD開発に欠かせない存在である。

 また、車両モデルの一部を車載部品(リアル)に置き換えて評価する「HILS」、高精度なモデルを作成するための動特性試験機・性能試験機など、MBDを支える試験機をトータルに提供する。

 特にモデルシミュレーションと連動する「DiM」や「HILS」においては高応答なアクチュエータと制御技術が欠かせないが、鷺宮製作所は最新のアクチュエータに長年培った制御技術を応用し実現させた高度なアクチュエータ技術と、柔軟なソフトウェア技術により、これを達成している。

 今回の「人とくるまのテクノロジー展2023」では、そういったMBD開発へ貢献する試験機を紹介し、仮想のテストラボで新たな試験環境を提案する。また、カーボンニュートラルに貢献する油圧レスの試験機及び省エネ油圧源を用いた「省エネ試験ソリューション」、お客様の様々な試験ニーズにお応えする「受託試験」とも併せて、動画やパネル・プレゼンテーションを交えて紹介する。