運輸部門の脱炭素化に向けてカーボンニュートラル燃料という選択肢は広がるか

内燃機関に強みを持つ既存の自動車メーカーやエネルギー関連企業は、カーボンニュートラル燃料の実用化に対する期待感は強いものの、その道のりは険しい。カーボンニュートラル燃料である合成燃料、バイオ燃料はともに高額なコストだけでなく、森林破壊や食糧との競合など、原料の安定調達などにも課題を抱えているからだ。国の第6次エネルギー基本計画には「バイオ燃料や合…